浄土真宗本願寺派光專寺は、天正8年(西暦1580年)庫裏建築に始まり、その後寛永5年(西暦1628年)山本重右ェ門光信が若干22歳にして深く佛法を信じ、本願寺に帰依し、本堂を建立して寺号下附を出願する。
寛永6年(西暦1629年)本願寺第12世准如上人より、木佛寺号 道光山 光專寺を賜り、本尊阿弥陀如来を祀り、一寺を開く。
同時に俗名 重右ェ門光信を改め、善了と号し、光專寺第一世となる。
寛永5年(西暦1793年)亀山城主久世出雲守殿より、当寺境内地を除地の御沙汰あり、永代免租のお墨付を下賜せらる。
爾後藩主 代々佐伯の庄大芝にて軍術調練のため御出張の砌(ミギリ)には、当寺にてご休息を常とされた。
当寺住職は、善了を初代とし、善誉、善良、一空、仙空、岸止、恵海、雲海、海乗、海應、春海を経て、現在の第12世晃久に至る。
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